WEBサイトでリンクエラーやリンク切れが起きるのは、よい状態ではありません。しかし、サイト運営者が、すべてのリンク状態をチェックするのは時間がかかります。そこで今回の記事では、リンクエラーやリンク切れの最新チェックツールを5つ紹介します。また、リンク切れの原因や、リンク切れによって起こる問題についても説明します。
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リンクエラーやリンク切れが発生すると、WEBサイトの運営に悪影響があるといえます。ランキングやユーザーにも問題が発生してしまうのです。まずは、リンクエラーやリンク切れがあると、どんな問題が起きるのか具体的に説明します。
WEBサイトやブログを運営していると、ほかのサイトのリンクを貼っている方も多いでしょう。しかし、いつの間にかリンク先のページにアクセスできなくなっている場合もあります。
つまり、運営者が気づかないうちに、リンク切れが発生しているのです。リンク切れは、サイトを見ているユーザーにとっては不便なものでが、実はSEOにも悪影響を及ぼします。リンク切れがある場合は、サイト内を巡回しているクローラーに、有益なページであると認識されなくなるのです。
クローラーが巡回しにくくなるため、検索エンジンで上位に表示されなくなってしまいます。そのため、ウェブサイト内でリンク切れが起きたまま、放置するのはおすすめしません。検索順位にも悪影響が出てしまうので、リンク切れは素早く発見して改善する必要があります。
いまやインターネットは、私たちの生活に欠かせないものになりました。ビジネスにおいて欠かせないツールであったり、趣味として自分の考えを表現する場所であったりするでしょう。WEBサイトは、大切な情報発信源といえます。
しかし、サイト内でリンク切れが起きている場合、ページに「404 not found」という表示が現れます。クリックしたのにリンク先のページが見られないのは、WEBサイトを見ているユーザーにとって、ストレスに感じるものです。また、サイト運営者によって、適切にメンテナンスされていない印象も与えてしまいます。
結果的にWEBサイトの信用性が落ちてしまう可能性もあり、ユーザー離れの原因にもなりかねません。つまり、リンク切れを放置しておくと、ユーザビリティに悪影響が起きるのです。ビジネス成長の妨げになるかもしれません。ですから、リンク切れは素早く発見して、すぐに修正することが大切です。
リンクエラーやリンク切れは、ユーザーにとってもサイト運営者にとっても不利益が生じます。リンク切れは防ぎたいものですが、どのような場合にリンク切れが発生するのでしょうか。ここでは、リンク切れになる主な原因について順に解説しましょう。
リンク先であるサイト自体が、なんらかの理由で閉鎖されたり、削除されたりした場合、そのサイトは閲覧できなくなります。つまりリンク切れが起きてしまうのです。URLが変更されたときも、リンク切れは起きます。また、サイト自体は存在するものの、該当ページが削除された場合もリンク切れとなります。
サイトを運営する年月が長くなるほど、リンクの数が増える傾向があり、それに伴ってリンク切れも発生しやすくなるでしょう。しかし、運営者としては、リンク先のサイトやページの削除は予防できないともいえます。そのため、リンク切れになっていないか、定期的なチェックが求められるのです。リンク先が閉鎖されていたり、削除されていたりしている場合を発見したら、すみやかにリンクを削除してください。
リンクの文字列に1文字でも入力ミスがあると、リンク切れになってしまう場合があります。スラッシュが足りないだけでも、不完全なURLになる可能性があるのです。スペルミスは、運営者側による単純なミスといえるので、注意すれば防げるミスです。リンクを貼る場合は、間違いがないよう、細心の注意を払って入力しましょう。
運営しているサイトやブログでリンクを貼ると、知らないうちにリンク切れが起きてしまっていることもあります。リンクを貼ったタイミングでは正常でも、時間が経つとリンク切れになっている場合があります。複数のリンク先を貼りつけている場合は、ひとつずつリンクを手動でチェックするのは非常に手間がかかります。
そこで、リンク切れがあるかどうか、簡単にチェックできるツールを活用するのが便利です。無料で気軽に利用できるチェックツールもありますが、まとめて検証できる有料のチェックツールも注目されています。つづいては、最新のチェックツールを5つ紹介します。それぞれのチェックツールの特徴を説明していきます。
会社名 | 株式会社 EgoDiva / EgoDiva inc. |
住所 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目8−3AOIHOUSE SHINJUKU 10F(受付)/11F |
ワンクリックするだけで、5つのチェック項目を一斉検証できる有料のチェックツールが、Zig-Zag(ジグザク)です。ページ全体のテキストの誤字や、表記ゆれも自動抽出してくれます。
Zig-Zagを活用すれば、WEBサイトの品質や問題点を、素早くチェックできます。問題点や改善すべき部分が具体的に洗い出されるので、どうやって対処するべきか明確になるでしょう。最短わずか5分でデータとして可視化できるので、素早くサイトの状態を把握できます。
見やすい形でデータが表示されるので、扱いやすく非常に効率的です。ウェブアクセシビリティ対応診断も可能です。表記ゆれやhtmlソースコードエラーも診断してくれるので、非常に便利なツールといえるでしょう。手間や時間を大幅にカットできるはずです。
レイアウトの表示くずれ、コンテンツの文字ゆれや誤字のチェック、SEOのスコアチェック、ソースコードチェック、音声や可視性のユーザビリティチェックまで一斉検証できます。たったワンクリックするだけで、これらの5つの項目をチェックできるので、だれでも簡単に検証できます。
リリースしたあとでテキストの表記ゆれに気づいた経験がある方も多いのではないでしょうか。テキストだけでなく、META情報や画像のALTテキストもふくめて、表記ゆれを知らせてくれます。Zig-zagなら、優れた自然言語処理によって、サイト全体から自動抽出してくれるので便利でしょう。
名称 | Ahrefs |
住所 | Marina One East Tower, 7 Straits View, #08-02, Singapore 018936 |
サイト内全体でリンク切れがないか、わずか数秒でチェックできるのがAhrefs Broken Link Checkerです。Ahrefs(エイチレフス)の無料ツールであり、業界でも高い水準をもつリンクデータを搭載していることから、迅速にリンク切れを発見します。
Ahrefs Broken Link Checkerは、世界最高水準のリンクデータを搭載したチェックツールです。さまざまな業種のマーケティング担当者などに使用されてきました。Googleについで、2番目にアクティブな被リンク・データベースを利用しています。
ドメインもしくは、URLを入力するだけで、サイト内すべてにおいてリンク切れがないか素早くチェックできるのです。15分ごとにデータの鮮度を更新しているので、リンク切れが発生した場合でも、素早く発見してくれるので安心です。
また、リストを並べ替えてフィルタリングして、修正する優先順位をつけられます。Ahrefs Broken Link Checkerで定期的にチェックすれば、リンク切れを早期に発見でき、SEOに悪影響が出るのを防げるでしょう。
Ahrefs Broken Link Checkerは、毎日ページ内をクロールすることで、サイト内外を問わず、新たにリンク切れが発生していないかチェックします。クロール間の課題数の差を比較して、進捗状況を把握できます。リンク切れの発見をスケジュール化できて、非常に便利です。
さらに、クリックするとレポートはわずか数秒でCSVとして取得できます。自分自身が把握するだけでなく、同僚ともデータを共有できるので非常に便利で効率的でしょう。Ahrefsの教材やツールの一部は無料で利用でき、リンク切れチェッカーも無料ツールです。
また、Ahrefsには様々な機能が利用できる有料プランも用意されており、支払いは月払いや年払いが可能です。契約料や設定料は一切かからず、いつでもプラン変更や解約できます。
会社名 | Supabase, Inc. |
住所 | 970 Toa Payoh North #07-04, Singapore 318992 |
無料で利用できるCheck My Linksは、Google Chromeの拡張機能です。表示しているWEBページ上のリンクをチェックしてくれて、結果もわかりやすく表示してくれます。
Google Chromeの拡張機能であるCheck My Linksは、インストールすれば利用できます。ChromeのWEBストアからCheck My Linksを検索し、インストールしましょう。インストールが完了すると、アイコンが追加されます。リンクの状態をチェックしたいページを開き、アイコンをクリックするだけでリンクの状態がチェックできます。
Check My Linksは操作が簡単で、結果がわかりやすいのも特徴です。リンクが正常であるか、エラーがあるかが把握できます。また、リンクが存在しない場合も教えてくれます。リンクの状態によって結果の背景色が変わるので、一目で把握できます。
視覚的にも非常にわかりやすく、使い方がとても簡単です。WEBサイトやブログを運営している方は気軽に活用できるでしょう。無料でリンク切れを教えてくれる便利なツールといえます。
名称 | World Wide Web Consortium (W3C) |
W3C Link Checkerは、サイト内のリンク切れを調査してくれるチェックツールです。W3Cという非営利団体が提供している無料のチェックツールで、操作が簡単なのが大きなメリットです。
W3C Link Checkerは、WEBの標準化団体であるWorld Wide Web Consortium(W3C)が提供するチェックツールです。チェックしたいURLを入力すると、リンク切れをチェックできます。調査が終わると結果が表示されるので、サイトの状態が確認できます。また、チェックするときに、選べるオプションも用意されています。
操作するのは簡単ですが、W3C Link Checkerはすべて英語で表記されています。英語が得意な方には問題ないものの、英語が苦手な方にとっては、わかりづらいのがデメリットといえます。英語を解読しながら操作することになるので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
翻訳機能などを活用しながら、操作する必要があります。また、W3C Link Checkerは、チェック作業に時間がかかります。特にリンクの数が多い場合は、すべてのチェックを終えるまで長い時間がかかる可能性があるでしょう。
会社名 | Boosta Inc OÜ |
住所 | Väike-Paala tn 2, 11415 Lasnamäe linnaosa, Tallinn, Harju maakond |
Sitechecker は、WEBサイトの状態を無料でチェックできるプラットフォームです。操作方法がわかりやすく、詳細なSEOレポートも手に入ります。
Sitecheckerは、サイトの健全性やキーワード、バックリンクまでも監視できるオールインワン・プラットフォームです。これまでに有名企業をはじめとする1,000以上のチームで利用され、信頼を集めてきました。複雑なSEOや、難しいSEOソフトを習得しなくても、安心して利用できます。
スタートアップ企業やeコマースにおいても、ランキング上位をねらえる可能性があるでしょう。もしもWEBサイトに重大な問題があれば、すぐにアラートを受け取れます。すぐに問題を発見でき、素早く対応できるのです。トライアルも利用できるので、気軽に使えるでしょう。
Sitecheckerは、デザイン性でも優れています。操作方法がわかりやすく、多くの方にとって使いやすいツールといえます。ツールの使い方や、WEBサイトの改善方法については、ハウツーガイドがあるので、初めての方も安心して利用できるでしょう。
また、使い方は、テキストだけでなく、動画でも詳しく説明されています。視覚的に確認できるので、初めての方でもスムーズに操作できるでしょう。わずらわしい手間を省けて、効率的にリンクエラーやリンク切れをチェックしてくれるはずです。
今回は、リンクエラーやリンク切れの原因や、便利な5つの最新チェックツールの特徴について解説しました。リンク切れを放置するのは、ユーザー離れや検索ランキング低下の原因にもなりかねません。今回紹介したとおり、リンクの状態はチェックツールを活用して確認するのがおすすめです。ユーザーの満足度も上がり、スムーズなサイト運営につながるでしょう。無料のチェックツールと有料のチェックツールがありますが、それぞれ操作性や特徴は異なります。ひとつひとつチェックツールを使用するのは手間かかるため、まとめて検証できる有料のチェックツールを使用するのがおすすめです。一括でリンク切れなどの問題を発見できる、便利な最新のチェックツールを活用してください
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サービス名 | Zig-Zag(ジグザグ) | Siteimprove(サイトインプルーブ) | インフォ・クリエイツ | EGテスティングサービス | スタジオ エスアンドシー | ミツエーリンクス | インフォアクシア |
特徴 | Webサイト制作を効率よく進め、人的コストを軽減できるWeb検証ツール | 最適なコンテンツで品質向上につなげるWebサイト品質管理ツール | ウェブアクセシビリティ推進で、情報バリアフリーを実現するサービス | 充実したテスト内容と経験豊富なスタッフで高品質なサービスを提供 | 専門的な知識を持ったスタッフによる、Webサイトのサポートが受けられる | 継続的改善を実現するプラットフォーム構築から運用までをサポートする | ウェブアクセシビリティに関するコンサルティング全般を請け負い、企業を支援 |
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