Web検証ツール/サービスおすすめ7
公開日:2023/06/08

自動音声読み上げソフトとは?ウェブアクセシビリティの改善を図るには

音声読み上げ

Web検証サービス・ツールの自動音声読み上げソフト。近年ではアクセシビリティの向上の必要性が高まっていることから、音声読み上げ機能を考慮して記述されたWebサイトが増えています。本記事では、自動音声読み上げソフトとは何なのか、ウェブアクセシビリティの向上、改善するためにどのような活用方法すればよいのか紹介していきます。

自動音声読み上げソフトとは?

テキストや文字情報を、音声に変換して、読み上げる機能を搭載したソフトウェアです。別名で、スクリーンリーダーとも呼ばれています。無料のものも多くあり、さまざまな場面で重宝されています。

日本語はもちろん、英語、中国語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語など多言語にも対応しているものもあります。また、現在どのような位置にいるかなど、位置情報のナビゲーションも読み上げられるソフトも存在します。

自動音声読み上げソフトのメリット

自動音声に無料の読み上げソフトを使うメリットは2つです。コストパフォーマンスに優れていることと、手軽に試用でき品質を確認できることです。一般的に企業ではソフトを導入する際にコストが懸念されますが、無料の自動音声読み上げソフトを使用すればコストがかかりません。

ソフトの導入、運用に関するコストを削減できるので、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。また、無料のソフトならば、使いたいタイミングで気軽に試せて、どのようなソフトか気軽に確認できます。

目的に合っていれば、そのまま使用すればよいですし、合わない場合はやめるだけで済み、費用もかかりません。さらに、複数のツールを同時に比較できる点も魅力の1つです。

自動音声読み上げ使用前に確認すること

ソフトが対応するOSを、確認しておくことが大切です。気になるソフトをいざ使用しようと思ったときに、対応していないと使えません。また、ソフトを使用するときには、読み間違いがないかまず聞いてみて、事前に確認してください。

自動音声読み上げソフトでも、文字を読み間違えるケースもあります。さらに、音声品質はソフトによって異なるので、人の声に近いものがよい場合は、複数のソフトを確認しておきましょう。

自動音声読み上げソフトでできることとは?

音声読み上げソフトを導入することで、高齢者や視力の低い方など、文字を読むことが大変な方にも快適に利用してもらえます。何か作業をしている間にニュースを聞きたい方向けに、記事を提供するという利用方法もあります。

地方自治体、官庁のホームページなど、さまざまなサイトで用いられています。音声読み上げ自動ソフトは、音声の声質を選べたり、再生速度を調整できたりするものが多く、音声を保存して、あとから聞き直せる機能が付いているものもあります。

また、手軽に音声データの作成も可能です。そこで、無料の音声読み上げ自動ソフトをいくつか紹介していきます。

棒読みちゃん

漢字を含む日本語の文章に対応した、音声合成で読み上げる無料のツールです。声質を8種類から選択でき、単語の読み方を指定する辞書、発音修正する辞書を搭載しています。再生速度や音程の調整が可能です。

読み方に関して細かい調整ができる点が魅力となっています。また、アプリケーション連携機能を搭載しているので、Twitterのツイートの読み上げや、ドラッグ&ドロップしたテキストファイル、クリップボードにコピーされた文章の読み上げも可能です。

棒読みちゃんは、機械的な音声合成なので、苦手な方は注意してください。

スピーチエディタ

スピーチエディタは、日本語と英語の読み上げに対応しており、文章の読み方を指示しやすいソフトです。誤読した箇所も画面の操作で指定することで、正しい読み方に簡単に修正できます。

スピーチエディタは、音程や再生速度を調整でき、同じ単語でも異なる読み方の場合、指定が可能です。編集した内容はSSML形式で保存したり、音声をWAVE形式で保存したりできます。

対応するファイル形式はテキストのみですが、コピー&ペーストが可能です。読み方の指定ができることから、地名や人名のような読み方に注意をしなければいけない、語句の多い文章向けのソフトです。

Balabolka

Balabolkaは日本語だけでなく、英語の文章にも対応した読み上げソフトです。テキスト、Webページ、Word、PDF、Excel、PowerPointにも対応しており、再生速度やの調整やピッチを変更できます。

保存できるファイル形式はWAV、MP3、MP4、OGG、WMAの5種類です。ブックマーク機能、複数ファイルをまとめてオーディオファイルへ変換、複数ファイルからテキスト抽出、ファイルの比較、スペルチェックなどの機能も用意されているソフトです。

テキストーク

日本語の文章に対応した、読み上げソフトであるテキストーク。読み上げる声は男性・女性から選択できます。また、再生速度を調整できるので、音声を聞き取りづらい方でも安心です。

音声は、WAVE形式とMP3形式で保存できるので、聞きたいタイミングで聞き直せます。使いやすく、手軽さが魅力で音声の利用に制限はありません。

VoiceOver

VoiceOverは、iPhoneに備わっている読み上げ機能です。iPhone画面に映っている文章を音声で読んでくれる機能で、読書や、ニュースを読む時間が無いときに便利です。また、高齢者や視力が低い人でも、快適にiPhoneを使ってもらえます。

使用したい言語を選択できるので、日本語以外の読み上げも可能です。読み上げ速度や声の選択、ピッチの調整も可能です。

CoeFont

CoeFontは、アナウンサーから子ども、アニメキャラクター風の声が5,000種類以上登録されており、イメージに合わせた音声データを作成できるソフトです。日本語に対応、音ごとに高低やアクセントを調整でき、自然な声で読み上げることが可能となっています。無料版は一部制限があります。

Webアクセシビリティを上げるための活用方法

現在では、Webサイトから得る情報が、重要な情報源となっています。そのため、年齢や身体的・精神的な条件に関わらず、多くの人がホームページの情報を理解して、活用できるように品質の基準を上げる必要があります。

Webアクセシビリティとは、Webに特化したアクセシビリティのことです。音声読み上げツールで、Webアクセシビリティを上げるための活用方法を紹介していきます。

視力が低いなど目が不自由な人が利用

目で取得する情報がうまく取得できないので、視覚以外での方法から情報を取得する必要があります。音声読み上げソフトを使用することで、情報がわかります。Webサイトにも、記号を使うのではなく、できるだけ漢字を使うとさらにわかりやすく情報が入ってきます。

移動中に利用

屋内で時間があるときは音声読み上げソフトは必要ありませんが、乗り物での移動中に情報を取得したい場合、仕事で忙しく画面に集中できない環境な場合に、音声読み上げソフトを活用すると便利です。

まとめ

音声読み上げソフトは、目の不自由な人がWebサイトから情報取得する場合に、役立つソフトで、日本語はもちろん英語などの外国語にも対応しています。また、移動中に情報を取得するためにも活用でき、Webアクセシビリティを上げられるツールです。

無料なものもあり、企業で取り入れる場合も気軽に試せます。人に近い声、機械的な声などソフトによって異なってくるので、事前に確認してから活用しましょう。再生速度の調整や、音声の保存機能が付いているソフトなど、特徴がさまざまなので自分に合ったソフトを探してみてください。

Twitterなどのアプリケーションと連携しているものもあるので、身近に感じられるツールです。

【その他】Web検証ツール/サービス

おすすめのWeb検証ツール/サービス7選!比較表

イメージ






サービス名Zig-Zag(ジグザグ)Siteimprove(サイトインプルーブ)インフォ・クリエイツEGテスティングサービススタジオ エスアンドシーミツエーリンクスインフォアクシア
特徴Webサイト制作を効率よく進め、人的コストを軽減できるWeb検証ツール最適なコンテンツで品質向上につなげるWebサイト品質管理ツールウェブアクセシビリティ推進で、情報バリアフリーを実現するサービス充実したテスト内容と経験豊富なスタッフで高品質なサービスを提供専門的な知識を持ったスタッフによる、Webサイトのサポートが受けられる継続的改善を実現するプラットフォーム構築から運用までをサポートするウェブアクセシビリティに関するコンサルティング全般を請け負い、企業を支援
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら